ランソプラゾール:collagenous colitis③
ランソプラゾール投与中止により慢性下痢症状が改善したCollagenous Colitisの1例
日本老年医学会雑誌Vol. 49 (2012) No. 5 p. 627-631
被疑薬:ランソプラゾール(代表的な商品名▶タケプロン)
症例
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75歳女性.ランソプラゾール(30 mg/日)内服開始後より水様性下痢および体重減少が持続 2年以上にわたり慢性的な下痢が持続 |
症状
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2009年3月より慢性の水様性下痢を認め, 便ヘモグロビン検査が陽性 |
疑われた 有害事象 |
ランソプラゾール関連性collagenous colitis 下部消化管内視鏡による病理組織検体から collagenous colitisの所見を認め,確定診断 |
その後の経過 |
ランソプラゾールを中止しファモチジン(20 mg/日)に変更,中止後数日で下痢は軽快消失 |