トシリズマブ:深頸部感染症
トシリズマブ投与中に発症した敗血症性ショックを伴う深頸部感染症例
耳鼻咽喉科臨床Vol. 106 (2013) No. 1 p. 75-80
被疑薬:トシリズマブ(代表的な商品名▶アクテムラ)
症例
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リウマチに対するトシリズマブによる21ヶ月の治療歴を持つ61歳の女性。急性の頸部腫れ、ショックで救急診療受診 |
症状
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咽喉の粘膜の重度の腫れや上気道の狭窄により集中治療室にて緊急挿管、入院を必要。メロペネムおよびクリンダマイシンによる抗菌療法を行ったが、上気道の狭窄が再び悪化となり、再挿管や気管切開を必要とした |
疑われた 有害事象 |
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その後の経過 |
46日間の入院を要した
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(関連)リウマチに対する生物学的製剤