防風通聖散:薬剤性肝障害③
防風通聖散により黄疸をきたした薬剤性肝障害の1例
日本消化器病学会雑誌Vol. 98 (2001) No. 4 P 416-420
症例
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46歳の女性.便秘症に対し防風通聖散を内服 |
症状
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13カ月後に黄疸が出現 |
疑われた 有害事象 |
リンパ球刺激試験を実施したところ強陽性 防風通聖散による薬剤性肝障害と診断 |
その後の経過 |
組織学的にはリンパ球浸潤をともなう門脈域の拡大と線維化が強く回復までに62カ月を要した |