薬剤師のケースレポート日誌

国内外の医薬品有害事象に関する報告をデータベース化する試みです。

防風通聖散 の検索結果:

防風通聖散:薬剤性肝障害③

防風通聖散により黄疸をきたした薬剤性肝障害の1例 日本消化器病学会雑誌Vol. 98 (2001) No. 4 P 416-420 [フルテキストPDF] 被疑薬:防風通聖散(代表的な商品名▶防風通聖散) 症例 46歳の女性.便秘症に対し防風通聖散を内服 症状 13カ月後に黄疸が出現 疑われた 有害事象 リンパ球刺激試験を実施したところ強陽性 防風通聖散による薬剤性肝障害と診断 その後の経過 組織学的にはリンパ球浸潤をともなう門脈域の拡大と線維化が強く回復までに62カ月を要し…

防風通聖散:薬物性肝障害②

防風通聖散の長期服用中肝障害が出現し, 劇症化に至った1例 肝臓Vol. 44 (2003) No. 11 P 579-585 [フルテキストPDF] 被疑薬:防風通聖散(代表的な商品名▶防風通聖散) 症例 35歳男性、入院10カ月前から防風通聖散を服用 入院6週間前で肝機能障害は増悪いたにもかかわらず 5種の薬剤を新たに投与され, 防風通聖散はそのまま服用 入院1週間前から黄疸・皮膚掻痒感が出現 症状 入院時ALT 2996IU/l, AST 7174IU/l, T. Bi…

防風通聖散:薬物性肝障害

防風通聖散による薬物性肝障害の1例 日本消化器病学会雑誌Vol. 105 (2008)No. 8 P 1234-1239 [フルテキストPDF] 被疑薬:防風通聖散(代表的な商品名▶防風通聖散) 症例 37歳の女性. 肥満症に対し薬局で購入した防風通聖散を1カ月間服用 症状 服用開始から約2カ月後に黄疸 疑われた 有害事象 肝生検では門脈域と小葉内に炎症細胞浸潤を認めたが 線維化は乏しく急性肝炎と診断 その後の経過 注射用グリチルリチン製剤,ウルソデオキシコール酸など 肝庇護…