α-グルコシダーゼ阻害薬:門脈ガス血症
α-グルコシダーゼ阻害薬内服中に,門脈ガス血症を呈したが,中止後すみやかに消退した2型糖尿病の1例
糖尿病Vol. 56 (2013) No. 6 p. 368-373
被疑薬:ボグリボース(代表的な商品名‣ベイスン)
症例
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78歳男性、2型糖尿病、メトホルミン併用 |
症状
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腹部膨満感,放屁,軟便と便秘を繰り返し、 その後臍上部の激痛 |
疑われた 有害事象 |
α-GI投与による門脈ガス血症 |
その後の経過 |
ボグリボースの内服中止・絶食とし保存的治療を行い,2日後の腹部CT検査で門脈ガスは完全に消失 |