薬剤師のケースレポート日誌

国内外の医薬品有害事象に関する報告をデータベース化する試みです。

一般用医薬品:重篤な有害事象

一般用医薬品による重篤な副作用について

厚生労働省 医薬品・医療機器等安全性情報293号

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被疑薬:一般用医薬品(代表的な商品名▶※※※)

症例

 

平成19年度から平成23年度の5年間に製造販売業者から報告された一般用医薬品の副作用報告数1220例

症状

 

死亡症例24例(総合感冒剤12例,解熱鎮痛消炎剤2例,漢方製剤2例等)

後遺症が残った症例15例(総合感冒剤8例,解熱鎮痛消炎剤8例,カルシウム剤8例等)

疑われた

有害事象

一般用医薬品による、中毒性表皮壊死融解症,肝障害,間質性肺疾患,スティーブンス・ジョンソン症候群等が原因の死亡や後遺症例

その後の経過

死亡、もしくは後遺症の残存

 

※死亡症例として,製造販売業者から報告されたものであり,医薬品による副作用と死亡との因関係が不明のものを含んでいる。

※後遺症が残った症例として,製造販売業者から報告されたものであり,医薬品による副作用と後遺症との因果関係が不明のものを含んでいる。

 

上記報告に関しまして以下のウェブサイトに詳細がまとめられております。

地域医療日誌:かぜ薬、5年間で死者12人