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薬剤師のケースレポート日誌

国内外の医薬品有害事象に関する報告をデータベース化する試みです。

アリピプラゾール:高血糖

アリピプラゾール投与開始後に血糖値の上昇をきたした統合失調症の1例

糖尿病Vol. 52 (2009) No. 4 P 295-300

被疑薬:アリピプラゾール(代表的な商品名▶エビリファイ

症例

 

44歳,女性.統合失調症に対し

服用中のリスペリドンを3 mg/日に増量

症状

 

口渇が生じ,3月4日全身痙攣,血糖値2089 mg/dl

疑われた

有害事象

糖尿病性非ケトン性高浸透圧昏睡

 

その後の経過

同薬を中止し,インスリン加療を開始.

治療経過良好にて,退院後は食事療法のみ

※米国精神医学会治療ガイドラインでは,アリピプラゾールは糖・脂質代謝異常を来たす危険性がない,あるいは治療域で稀にしか副作用が起きない薬剤とされているが,使用時には血糖測定をはじめ慎重な観察を行う必要がある.