ラベプラゾール:低マグネシウム血症
Hypomagnesemia associated with a proton pump inhibitor.
Intern Med. 2012;51(16):2231-4PMID: 22892510
被疑薬:ラベプラゾール(代表的な商品名▶パリエット)
症例
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64歳の男性。5年のラベプラゾール(10mg/日)服用歴 アルコール多飲や喫煙なし。併用薬はシルニジピン、アトルバスタチン、メコバラミン、 リマプロスト、レバミピド、セレコキシブ、ザルトプロフェン |
症状
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吐き気、両足首の関節炎、四肢の振戦 ▶マグネシウム(0.2 mg/dL), ▶カルシウム(5.8 mg/dL) ▶カリウム(2.3 mEq/L) |
疑われた 有害事象 |
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その後の経過 |
ラベプラゾールを中止し、マグネシウム、カルシウム、カリウムの電解質の是正をすると7日後には状態が安定し、症状が再発することなく、改善 |