薬剤師のケースレポート日誌

国内外の医薬品有害事象に関する報告をデータベース化する試みです。

フロセミド:偽性Bartter症候群②

フロセミド長期服用によるpseudo-Bartter症候群の1症例

腎における尿希釈・濃縮能に対する検討

日本内科学会雑誌Vol. 75 (1986) No. 4 P 570-575

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被疑薬:フロセミド(代表的な商品名▶ラシックス

症例

 

29才女性で14年間のフロセミド服用歴と浮腫増悪に対する習慣性の食塩制限

症状

 

入院時持続性低K血症および代謝性アルカローシスを呈しており、身長154cmに対して体重重28.5kgと著明なやせ型

疑われた

有害事象

利尿薬長期服用、食塩制限、 K欠乏により不可逆性濃縮障害を伴った偽性Bartter症候群

その後の経過

 

 

[参考]地域医療の見え方:健康食品と偽性Bartter症候群