ケトチフェン:薬剤性膀胱炎
フマル酸ケトチフェンによると考えられた薬剤性膀胱炎の1例
日本泌尿器科学会雑誌Vol. 83 (1992) No. 11 P 1906-1909
被疑薬:ケトチフェン(代表的な商品名▶ザジテン)
症例
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13歳の女性。5歳頃より喘息様発作にて発作時に抗喘息薬を内服。2歳頃から発作増強し, 抗喘息薬を各種内服 頻尿にて他院を受診し膀胱炎の治療を受けたが軽快せず |
症状
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膀胱鏡所見では膀胱全体に著明な発赤。各種抗菌剤でしばらく加療したが軽快せず, 頻尿および無菌性膿尿が持続 |
疑われた 有害事象 |
フマル酸ケトチフェンによる薬剤性膀胱炎 |
その後の経過 |
内服を中止し, 症状の軽快, 尿所見の正常化がみられた |