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薬剤師のケースレポート日誌

国内外の医薬品有害事象に関する報告をデータベース化する試みです。

シタグリプチン:急性膵炎

A case of severe acute necrotizing pancreatitis after administration of sitagliptin.

Clin Med Insights Case Rep. 2013;6:23-7.PMID: 23467428

[フルテキストPDF]

被疑薬:シタグリプチン(代表的な商品名▶グラクティブ ジャヌビア)

症例

 

2型糖尿病(病歴3年)の55歳日本人男性。ボグリボース、メトホルミンに加え8か月前よりシタグリプチンを追加。

症状

 

上腹部痛は当初胃潰瘍と診断され、ヒスタミンH2ブロッカーを処方されていた。その後、症状は背中の痛みの増悪、頻繁に嘔吐など悪化。膵臓関連酵素レベルの上昇

疑われた

有害事象

シタグリプチンによると思われる重症急性膵炎

その後の経過

静脈内輸液療法、膵臓酵素阻害剤投与、壊死部切除術などの治療を行い、111日間入院後、退院

シタグリプチンの中止後14ヶ月間の膵炎の再発はない。

(参考:DPP4阻害薬と膵炎リスクに関する薬剤師地域医療日誌に掲載の疫学的研究)

DPP4阻害薬で膵炎のリスクは上昇しますか?

新しい糖尿病の薬(DPP4阻害薬またはGLP-1作動薬)には副作用がありますか?

インクレチン関連薬による急性膵炎リスクはどの程度ですか?