薬剤師のケースレポート日誌

国内外の医薬品有害事象に関する報告をデータベース化する試みです。

塩酸バラシクロビル:急性腎不全

塩酸バラシクロビルにより急性腎不全となった糖尿病腎症2期の1症例

糖尿病Vol. 49 (2006) No. 10 P 805-808

 

被疑薬:バラシクロビル(代表的な商品名▶バルトレックス)

 

症例

 

75歳の男性

高血圧症と糖尿病で治療中

症状

 

背部の帯状ヘルペスを発症

塩酸バラシクロビルの内服を開始したところ急性腎不全発症

疑われた

有害事象

塩酸バラシクロビルによる急性腎不全

その後の経過

急性腎不全は塩酸バラシクロビルの内服中止と補液にて改善