防風通聖散:薬物性肝障害
防風通聖散による薬物性肝障害の1例
日本消化器病学会雑誌Vol. 105 (2008)No. 8 P 1234-1239
症例
|
37歳の女性. 肥満症に対し薬局で購入した防風通聖散を1カ月間服用 |
症状
|
服用開始から約2カ月後に黄疸 |
疑われた 有害事象 |
肝生検では門脈域と小葉内に炎症細胞浸潤を認めたが 線維化は乏しく急性肝炎と診断 |
その後の経過 |
注射用グリチルリチン製剤,ウルソデオキシコール酸など 肝庇護剤の投与のみで経過を観たところ, AST,ALT,T-Bil などの順調な改善が認められた。 |